僕は普段、世界主要8通貨(USD,JPY,EUR,GBP,AUD,CAD,CHF,NZD)を組み合わせた総勢28通貨ペアを対象にデイトレードとスイングトレードを行っています。
スイングトレードであれば4時間足などでエントリーするため4時間足の確定毎のタイミングで自分のエントリーパターンになればエントリーします。
ですがデイトレードの場合、特に15分足や30分足でエントリーする場合、その通貨ペアの特性を考慮し、適した時間帯でのエントリーチャンスを採用するようにしています。
FXの主要市場とシェアについて
FXは24時間世界のどこかしらのマーケットが開いているためトレード自体は出来ます。
ですが、値動きが活発な時間帯(市場)と動きにくい閑散とした時間帯(市場)があります。
まずはそのことを理解しておく必要があります。
FXでは値動きがないと勝てないわけです。
また市場参加者が少ない時間帯でトレードすると操られたかのような変な値動きに遭ってしまうこともあります。
ここでは世界3大市場を日本時間の午前から見ていきましょう。
東京市場(9時~15時)
世界第3位の取引量を誇ります。
ですがそのシェアは全体の5%程度です。
この5%を多いとみるか少ないとみるか、もありますが。
もちろんその他の1時間遅れで開場する香港市場や、シンガポール市場などのアジア全体を含めると全体の20%くらいになるかと思います。
東京市場はあまり活発な動きの出にくい市場と言えます。
ロンドン市場(日本時間の16時~1時、冬時間では1時間後ろにずれる)
世界最大の取引量を誇ります。シェアは全体の40%。
もっとも値動きが活発になる市場です。
更に開場時間はロンドンの朝8時にあたるため『ロンパチおじさんが来る』と言われることも。
潤沢な資金力を武器にした大手投機筋がロンドン朝8時に仕掛けるということを表しています。
ですので実際、ロンドン市場がスタートしたと同時にグッと動意づき方向感が出ることがよくあります。
もちろんすべての欧州勢がロンドン朝8時に一斉に動き出すわけではなく、中には早起き組もいますから、開場1時間前あたりから活発に方向が出ることもあります。
ロンドン市場も最初の2時間をすぎると一旦値動きは落ち着く傾向がありますが、そのあとのニューヨーク市場と重なるポイントで再び息を吹き返し、ロンドンフィックスと言われる日本時間の深夜1時(冬時間では深夜2時)あたりまでボラティリティの大きな時間帯が続くこととなります。
僕はこのロンドン市場をデイトレードにおける主戦場としています。
ニューヨーク市場(日本時間の21時30分~、冬時間では1時間後ろにずれる)
世界第2位の取引量を誇ります。
シェアは全体の20%。
特に序盤はロンドン市場の午後と重なり市場参加者が最も多くなります。
ですがロンドンフィックスである日本時間深夜1時(冬時間では深夜2時)以降では値動きがおとなしくなっていきます。
ですのでデイトレード、スキャルピングなどの短期売買の場合はロンドンフィックスまでにトレードを完結させるシナリオをエントリー時に決めていくことが賢明です。
各市場における通貨ペアの値動きの特徴
東京市場で値動きが活発になるやすい通貨ペアの例
オセアニア、円が関係する通貨ペアで値動きが活発になる傾向があります。
AUDJPY,NZDJPY,USDJPY,EURAUD,
EURNZD,GBPAUD,GBPNZD等
ロンドン市場で値動きが活発になるやすい通貨ペアの例
欧州関係の通貨ペアで値動きが活発になる傾向があります。
EURUSD,EURJPY,EURAUD,EURNZD,
EURCHF,GBPSUD,GBPJPY,GBPAUD,
GBPNZD,GBPCHF,EURCAD,GBPCAD,
USDJPY,CHFJPY,EURGBP等
ニューヨーク市場で値動きが活発になるやすい通貨ペアの例
ドル、カナダドル関係の通貨ペアで値動きが活発になる傾向があります。
USDCAD,CADJPY,USDJPY,EURUSD,
AUDUSD,NZDUSD,GBPUSD,EURCAD,
GBPCAD等
市場における主要国の祝日・休日の確認も
例えばロンドン市場においてはイギリスが祝日であったり、その他フランスやドイツの祝日もチェックが必要です。いずれかの1国でも祝日であれば短期売買は見送った方が賢明かもしれません。
ニューヨーク市場においてはアメリカ、カナダが祝日であれば短期売買はしない方が良いと思います。アメリカが祝日の場合、ロンドン市場の序盤2時間が過ぎたら値動きが閑散としたものになりやすいです。
以上、各市場と通貨ペアの相性、特性についてお話させていただきました。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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*1:
投資に必ずというのはございません。
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